類似性の法則に囚われろ
こんにちは、これぷしです。
今回の法則は『類似性の法則』です。
類似性の法則とは、「人は自分と似たヒトや性質のモノを好きになる」というものです。
例えば自分の好きなミュージシャンや趣味のゲームが相手と同じだったら嬉しいし、親近感が湧きますよね。それです。
ご自身の仲の良い友人や同僚を思い浮かべてみて下さい。何か類似点はありませんか?
え、あまりない?
ではどうやって仲良くなりましたか?
私の話にはなりますが、大学に入って一番はじめに出来た友人。その友人とはその時も今でも笑ってしまうほど趣味が真逆でした。野球が好きな私に対しスポーツには興味がない友人。back numberなどのJPOPが好きな友人に対し殆ど洋楽しか聴かない私。
類似性の法則では一瞬説明出来ない関係だと思いました。笑
ですが、当時ある一点だけ私との完全な類似点があったのです。
それは「地方出身で都内の大学に単身入学してきた、一人の友人もいない境遇」でした。
趣味こそ合わないものの不安そうな表情を見るや否や一瞬でお互いの境遇を深く理解し、どちらからともなく声をかけてすぐに意気投合したものでした。
そう、何も類似性の法則は「趣味や嗜好が似ている」事に限らないのです。いえ、むしろそう言った「境遇」などの方がより親近感を感じやすいのではないでしょうか。
突然知らない人に「俺もback number大好きだよ!」と言われても「あ、はい^_^;」ってなりますよね笑。
実は何でもかんでも似てれば良いというわけでもなく、親近感を感じる類似点にはある程度順位があります。
それは「いかに偶然性があるか」ということです。
back numberが好きな人なんて世の中に訳の分からないほどいます。ただ、私と友人の周りには既にSNSで知り合って仲良くなっているグループばかりで、割と一人でコソコソ動いてるのは少数派だったので、まさに「たまたま孤独な私達」という感じでした。
従って、類似性の法則を意識的に初対面で取り入れる場合には、いかに偶然的な類似点を装うか、がカギになるのではないでしょうか。
ただ、そもそも初対面の人と話すのが苦手だったり、人と関係性を深めるのが苦手な人は、何か1つでも良いので類似点を探し当て、そこから会話を拡げていく事を意識するだけでもかなり違いますよ。
自分との類似点ってどんな人にも必ず在るものなので、是非探してみて下さい!
また、類似性の法則はここにとどまるモノではありません。
実はコミュニケーションの場でより意識的に利用することで応用が利くのです。
『ミラーリング』です。
聞いたことのある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ミラーリングとは具体的に「相手の仕草や言葉を意識的に真似する事」を言います。
ここでは、偶然にも仕草や発言が似ると人は無意識下で相手と波長が合うと考える心理を利用しています。
例えば、相手が足を組んだらコチラも組み、水を飲んだらコチラも飲み、相手が喜怒哀楽の表情を浮かべればコチラも浮かべる。相手が「back numberが好き」と言えばコチラも「へえ!back numberが好きなんだー!」と返す。
何やら簡単そうですね。
否。まあまあ難しいです。
ミラーリングでは、「あくまで自然体」でいることが成功の条件なのです。
当然と言えば当然ですが、相手が明らかに自分の真似をして来たらメチャメチャウザいですよね笑。
真似してるのがバレたらむしろ逆効果、という点がミラーリングの難点なのです。
従って、コツとしてはくどくない程度に3、4回に1回真似してみる、っていうのはどうでしょうか。
ちなみにミラーリングは人間関係の中でもよく恋愛の場面で利用されています。
まぁ、何はともあれ簡単なのは類似点を見つけて偶然感を存分に出して嬉しさを表現する、ってところでしょうか。
類似性の法則により相手が嬉しそうだとこっちまで嬉しくなるものですからね!
これからは類似性の法則を上手に使って相手ともっと仲良くなれるといいですね!
あっ、因みにこの記事を読んで下さった皆様、明らかにミラーリングを使って来た相手に気がついてウザくても「なんか私の真似してない?笑」程度の説教に留めて、くれぐれも「ミラーリングでしょ」なんて言ってあげることはしないようにしましょう。笑
では本日はこの辺で。
類似性の法則に囚われろ!
法則に囚われろ
はじめまして、これぷしです
『法則に囚われろ』、非常にキャッチーなフレーズですね。
「人間は理論じゃない!感情的な生き物だ!」なんて声も聞こえてきそうです。
日々生活していく中で、
「あれ?なんで自分はあんな事言ったのだろう。」
「なんであの人はいつもああなのだろう。」
なんて事ありませんか?
例えば、知り合って間もない関係性の浅い人との会話で、ほぼ全ての言葉のはじめに『あっ、』と付け加え言ってしまう事ありませんか?
そういった「何故かしてしまう事」、「言ってしまう言葉」に実は既に名前が付いていて法則や理論として言語化されていたら、ちょっとだけ気になりません?そしてそれらを深く理解していれば、ちょっとだけ相手の心理を理解してあげられる気がしません?
何となく日々スルーしていた事象に目を着ける事こそが実は何よりも重要で、ステキな事だったりするものです。
当ブログではそんな些細な事に目を向けて理解する、そして無意識を意識するフェーズまで落とし込む事を目的としています。
友人、恋人、上司、部下、先生、生徒、、、
世の中のありとあらゆる人間関係の中でほんの少しだけでも円滑に相互理解を深める手助けができたら私は幸いです!
時には面倒な 人間関係を法則や理論を使って楽しめる 人間に私はなりたい。皆様にもなって頂きたい。
何となくで生きるな。
法則に囚われろ。